<御大師さんの日>
番条町には四国八十八ヶ所巡りのミニチュアがあります。毎年4月21日は「御大師さんの日」。弘法大師の命日(旧暦3月21日)に因んでその日限りのミニチュア巡礼地に早変わり。各家が一つずつ持つ弘法大師の厨子を門前に飾り、一周すれば八十八ヶ所巡りができるということで、参拝客で賑わいます。このような巡礼のミニチュアは江戸時代の文化文政の頃に流行し日本各地にあったのですが、今残るのはわずかになり、注目が集まっています。市内在住の四国八十八ヶ所公認先達・山下正樹さんのご縁で、昨年に続き本家である四国八十八ヶ所の第二十二番札所平等寺の谷口真梁副住職にもお参りいただきました。
中谷家は三十三番札所善楽寺(高知県一ノ宮)。御詠歌は、「人多く立ち集まれる一ノ宮 昔も今も栄えぬるかな」。
<豊臣秀長公奉賛法事>
4月22日、豊臣秀長公の法事が菩提寺である春岳院、及び墓前にて行われました。豊臣秀長は、豊臣政権の参謀として豊臣秀吉を支え、大和・和泉・紀伊三国合わせて百万石を統括する拠点として郡山に城と城下町を整備しました。秀長公奉賛会や自治会の皆様にお世話いただき、上田市長、遊田市議会議長はじめ数十名の方々が参加されました。
<酒蔵の様子>
4月24日は最後の火入れ。昨年秋に始まった酒造りですが、生で出荷する酒以外は全て火入れとよばれる低温殺菌を行い、夏を越して安定して貯蔵できる状態にします。酒はタンク毎に圧搾し、順次火入れを行ってきましたが、その最後の作業を終えたのです。これにて今シーズンの酒造りは全て終了です。残るは細かな片付けのみ。緊張がほぐれ、連休を迎えることができました。
5月8日、山田錦の苗床を作りました。連休中に種籾を水に漬けて比重選別。その後水に浸漬して4日。根が1ミリほど出たところで苗床用パレットに種を播きます。
最初は山砂を入れ、種落とし専用の機械を通します。手動ハンドルを回すと種が落ち、前に進んで培養土が上から覆います。今年も8反の作付面積ですが、余裕を見て127枚完成しました。田植えまで一ヶ月、毎日水遣りをします。
写真1:中谷家弘法大師厨子
写真2:谷口副住職のお参り
写真3:奈良新聞記事
写真4:豊臣秀長公法事(春岳院)
写真5:豊臣秀長公法事(墓前)
写真6:最後の火入れ
写真7:苗床作り
写真8:苗床127枚完成