謹賀新年 vol.145

投稿日:2017年1月06日

<酒蔵の様子>

新しい杉玉と正月飾り

 新年明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。

 12月は年間出荷量の二割を占める最大の繁忙期。酒造りを減らして瓶詰めと出荷に備えたのですが、例年通り慌ただしく年末まで出荷に追われました。

 正月行事の伝統を守るのも仕事の一つ。餅つき、正月飾り、お節料理は手を抜けません。30日は餅をついている一方で出荷を続けました。正月飾り作りは筆者の弟や愚息に任せ、筆者はお節料理担当。無事元旦を迎えることができました。

店の鏡餅と灯明皿

 元日の朝は祝いの席の床の間、店、酒蔵に灯明を上げ、皆そろって祝いのテーブルを囲むことができました。屠蘇、賣太神社の祈祷を受けた正月用しぼりたて原酒、三日踊無濾過生原酒の順に酒を酌み交わしました。

白毫寺

 大和の雑煮は味噌仕立て。具は大根、里芋、人参、豆腐。大変質素なものです。近年は「博多贅沢雑煮」と称して焼いた鰤、鶏肉、椎茸を入れたすまし汁を併用しています。午後は集落の氏神様である熊野神社、それに賣太神社に初詣。二日は白毫寺と東大寺に初詣。晴れて気温も穏やかでした。

 4日は集った親族も帰路につき、仕事が始まりました。少し飲み疲れも感じながら、休養のお陰で元気がみなぎります。

写真1:新しい杉玉と正月飾り
写真2:店の鏡餅と灯明皿
写真3:白毫寺