大阪国税局表彰 vol.120

投稿日:2014年11月21日

<大阪国税局清酒鑑評会>

賞状

 毎年一度行われる鑑評会。吟醸酒と燗酒用清酒の二部門に分かれます。

 吟醸酒部門ですが、弊社は全国新酒鑑評会で金賞を上位で受賞していますので出品せず、基本的に市販酒で競う燗酒用清酒部門に「斗ぎん」を出品しました。

 斗ぎんは、精米歩合60%の純米吟醸酒に精米歩合35%の純米大吟醸をブレンドした熟成酒です。伝統的に清酒は寒い時期に醸造し、火入れという低温殺菌を経て貯蔵、夏を越して熟成したものを瓶詰めしますが、この酒もこの伝統に従っています。

 このように熟成した清酒は特段の吟醸香を持たない代わりに飲酒温度を選ばないこと、合う料理の巾が広がることが長所です。素直に旨い酒に仕上がっており、激戦の大阪国税局管内にて第一位の評価を頂戴しました。

松下敏彦奈良税務署長と筆者

 11月11日、奈良税務署の松下敏彦署長が弊社にお見えになり、手ずから賞状を授与下さいました。大変名誉なことです。賞状は弊社の店の高いところに飾っています。

 実は一昨年も同じ賞を頂戴しました。弊社の緻密な酒造りが評価されたものと従業員一同喜んでいます。

<蔵の様子>

 今年収穫した山田錦は、精米を終え、11月11日に搬入されました。同日より米を洗い、麹作りを始めました。タンク二本分の仕込み。一本は16日から仕込みを始めました。もう一本は29日から仕込みを行います。発酵を終えて搾るのはそれぞれ約一ヶ月後です。

 継続して酒造りを行っています。順次酒を搾り、生酒の瓶詰めを行っています。通常の酒の瓶詰めと出荷も年末に向けて忙しくなっています。

写真1:賞状
写真2:松下敏彦奈良税務署長と筆者