<酒蔵の様子>
10月2日、秋の筋雲がなびく晴天のもとで山田錦の稲刈りが始まりました。秋とはいえ厳しかった残暑の名残りか、強い太陽光線に肌が赤くなります。頭を垂れる稲穂は明るく黄金色に輝いています。一日かけて中谷酒造管理田の3反半を刈り終えました。
翌日は曇り空。小雨を気にしながら栽培を委託している鈴村さんの田んぼの刈り取りです。三反刈り終えたところで夕闇が迫ります。
4日は朝から雲一つ無い秋晴れ。残る一反を午前中に刈り終え、全て終了です。
収穫した米は、順次中谷酒造に運び込み、ブルーシートを拡げて天日干し。一日経てばさらりと乾燥してきますので、20キロずつ袋詰め。空いたブルーシートには新しく刈り取られた米を拡げます。
全て袋に詰め終わったら精米所に輸送します。精米所では再度規定の水分含有量になるまで乾燥させ、籾摺り。籾が取れた状態を玄米と言います。
これからが清酒用の精米です。通常、食用の米で「精米」と言えば玄米の種皮と胚が取れた状態を指します。これを白米と言います。種皮と胚を併せて米糠(こめぬか)と言います。
ところが清酒造りにおいては食用の白米の段階から更に米粒の外側を磨くようにゆっくりと削り、米の芯だけを得ます。「奈良吟」の精米歩合は60%ですが、玄米の外側40%分を精米して取り去ったことを意味しています。
精米が終わるのは今月下旬。この米で造られた酒は、「吟生」として年末に新酒で出荷すると共に、熟成させて来年の「奈良吟」になる予定です。
<今月のテーマ>
メタボリック症候群対策「ケンケンwithout Camp」実践の声
先月号では、メタボリック症候群対策としてケンケンが有効であることをお知らせしましたが、その後も私は伝道師として会う人毎に「ケンケンwithout Camp」を紹介しています。お話しをして解ったのは、話題のビリーズブートキャンプ(Billy’s Boot Camp)に挑戦している人が意外に多いことです。
今月号をお借りしてもう一度申し上げますが、”Boot Camp”(米軍新兵の基礎体力養成合宿訓練)を突然行うことは体への負担が大きすぎます。
やはり何時でも、誰でも、簡単に始められる「ケンケンwithout Camp」の有効性を確信するに到りました。
では早速「ケンケンwithout Camp」を実践された70歳を過ぎたSさんの嬉しい声をお伝えしましょう。
「効くねえ!」
如何でしょう。この一言で効果の程が如実に伝わってきます。お断りしておきますが、Sさんは詩人ではありません。本当に心から出た言葉なのです。
Sさんは昨年足を滑らせて転び、軟骨を痛められました。その後、暫く寝込んでおられた為、脚が弱って外出も控えめ。食事も細りがちでした。ところが、「ケンケンwithout Camp」を始めて1週間。食欲が復活、お顔も元気そうです。
Sさんの場合は、メタボリック症候群とは関係がありませんが、短期間で運動の効果が出たことが確認できました。
次号では、「ケンケンwithout Camp」を実践されたメタボリック症候群の方の実践の声をお届けできればと考えています。皆様のお声をお待ちしています(FAX.0743-56-2464、もしくはE-MAIL post@sake-asaka.co.jp まで)。
*「心持ちスリムになった筆者の腹」の写真をアップする予定でしたが、再び「見たくない」という厳しい声が寄せられた為、断念しました。ご理解賜りますよう御願い申し上げます。